美術に関係のない職を受けても、「どういう絵を描いてきたの?」など訊かれることがあるのだけど、答えると、ドン引きされる、という経験を、わたしや、わたしの友達の多くがしている。   今までつくってきたもののファイルなどを求められて、見せた場合の反応も、どうやら一般受けする絵だと反応がいいようなのだけど、そうでない絵の場合は、苦笑いになって、提出した後に、結構なお金をかけて作ったこのファイルはシュレッダーにかけられることになる。(この、一般受けするしないの基準は美術を学んでいる学生にはわかりにくい)
それで思うのは、美術じゃなくても、大学での研究が直接的に仕事に結び付かない分野、たとえば哲学とかを専攻している学生も、同じようなことを経験しているのだろうか、ということ。「どういう研究をしてきたの?」と訊かれて、「デリダです。云々」と答えて、ドン引きされたりすることはあるのだろうか。
専門じゃない人に分かるように説明をする努力はもちろんこちら側に必要。   だけど研究に打ち込んだ人が社会に出にくくなる構造があるのだとすれば、それはやっぱり、あんまりよくない  よくないけど、よくない、で思考停止しないで、がんばる・・

最近、なんでも自己肯定のために思考が始まってるんじゃないかって思って、やっぱり所詮おんなだなって思う。  「バックトゥザフューチャーがいちばんすきなの・・」と、3か月に1回くらい口に出したくなる。  今敬が亡くなったことは、2か月に一回思い出して、たいへん悲しくなって、悔しくなる。   探偵はBARにいる は、このままの雰囲気でテレビドラマ化したらすごく視聴率をとりそうだなっておもうの・・