2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧
「どうして片手だけ手袋してるんですか?」 「地獄先生だからよ」
「このまましんじゃってもいいかも」とおもう瞬間は、なにも特別なときにあるとは限らない。もう買い替えどきのぼろぼろのヘッドホンでマイブラッディバレンタインを聴いていた、バイト帰りの夜道、小さな三角の敷地の公園に生えた、まるでゴッホが描いたみ…
今度わたしどこか連れていってくださいね
「サブカルふしぎちゃん」と言われてものすごく腹が立ち「わたしはサブカルふしぎちゃんではない。しんり(真理)ちゃんだ!!」と思うや「えっ、しんりちゃんとはどういうことですか・・・?」と自問が始まって怒りがおさまった。 「どういうことですか・・…
ツァラトゥストラやこの人を見よを読んでいないひとが単なる語彙としてニーチェの話をしてきたので「きみの話にはまるで色気がないわ。その人の生きざまに必然的な実感があってはじめて知識は知識たりえるので、必然性の色気が漂うまで二度とニーチェについ…
春みたいなひと 夏みたいなひと 秋みたいなひと 冬みたいなひと
「たのしみにしてるね」と言ったお出掛けが急にめんどうになったりする。「してしまう」とおもうと辛いけど、「したいからしてる」とおもえばとたんにこころはさらさら。じゃあどうして涙がでるのかな。すべては「したいからしてる」はずなのに。もう大人な…
防犯登録の確認でお巡りさんにとめられそうになるたび「遅刻しそうなんでーす!」と言ってピューッと通り過ぎる「遅刻かー!」という声を背中で聞く
わたしが描いた、わたしと彼のらくがき、「机に貼るから捨てないで」と言ったきり、彼はいない。すべてのさよならはいつの間にか通り過ぎてる。
常時脈拍が100以上あるので、ゾウの時間ネズミの時間の理論で言ったらわたしは早死にだ
小学生のとき、体育の授業のサッカーで、ボールを袋叩きにするようにして大移動していく女の子たちの群れを、なんだあれと遠くでぼうっと眺めていたら、先生に「つったってないでディフェンスしにいきなさい」と言われたのでディフェンスをしたところ、その…
「このあいだあなたのことを考えていてこんなことを思った」「このあいだこんなことをしていたときあなたのことを思い出した」などというようなことを伝えると、そのひとに嬉しそうにしてもらえることが多いので、わたしはよくする。たとえば「このあいだ自…
「わたしは少なくとも自分の健康をたもつためのお金は稼げるようにならなくちゃいけない」と考えたのは、わたしに矛盾していたのかもしれない。弱いなら、弱いで、すきなことに身をやつし、ぶっこわれてしまったほうが、弱いことを弱いまま享受したというこ…
もう二度と降り立つこともないだろう駅を、なんの感傷も抱かずに立ち去れてしまうのは、どうしてなんだろう
「このひとならわたしのことを分かってくれるはずだ」という気持ちで誰かをみてしまっていたとき、わたしのこころは調子が悪かったんだとおもう。わたしのことを分かるひとは存在しないし、わたしもひとのことを分かってなどいないと感じるようになってから…
わたしはわたし自身を弱さの作品たらしめられなかった。わたしを弱さの作品たらしめてくれるひとも見つからないとおもう。
背中にf字孔のいれずみをさして、からだをヴァイオリンにしてください
ふたりで世界をばかにしながら歩いてた。
「卒制間に合わなくて、焼身自殺してその映像を提出したひとがいるらしいよ」という七不思議のような噂話を聞いて「気持ちはわかる・・・」となってしまうくらい精神・時間ともに切迫したこんなときに、社会から不当なことをされてしまい、それとも戦わなく…
そのひとがいなければ生きていけないという愛じゃなくて、そのひとがいなくても生きていけるのに、それでも一緒にいるという愛がいいなとおもったお正月