2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

という話をお泊りにきた友達とべろべろに酔いながらしていて、「もういやよわたし、出家したいわたし、寂聴になりたい、2人で寂聴になろうよ」と言ったら、「寂聴はもっとビッチなんだよ、寂聴になるにはきみにはビッチ度が全く足りぬよ」と言った彼女のお…

すきです、つきあおう、などと言って、そこからなにをしてもいい関係がとたんに始まるという契約が、とても不自然におもえてなりません。本当はもっとグラデーションのはずであります。なんだか良いわとおもっている2人がなしくずし的にだんだん近寄ってい…

今夜は誰も寝てはならぬ

マイノリティの歌として理解されることが多いのかもしれないけど、求婚者を次々に殺しては泣いているお姫様の歌にもきこえる。 お姫様だから、美しいから、ただそのために求婚されるトゥーランドットとわたしたちのどこに違いがあるのか。ひとからすきだと言…

二段ベッドの上の段を解体して引き払ったら、下の段で寝ていたわたしが、毎日毎日見上げながら眠りに落ちるなかで上の段がつくる小さな天井に溜めた孤独が、部屋の天井に放たれて、いまふよふよと漂っているのが、見える

水道橋

黒い革の靴にどろんこがついたので道路わきの雪を靴のさきっぽにのせて隠しながら歩いた。

臆病な自尊心と尊大な羞恥心に支配されている青年はたくさんいるけれど、その比重が、臆病な自尊心に傾いていると彼は大変に純粋な青年に感じられるし、尊大な羞恥心に傾いていると彼は大変に危険な青年に感じられる。

体育の先生に好かれない類の子

「○○はえらいね、それに比べて○○は、しっかりしなさいよ」 わたしは前者として扱われることが多いので、よく上げられるのですが、それは下げることによって愛情を伝えられている後者の子の、その比較対象として上げられているにすぎないので、うぬぼれてはな…

オリンピックがはじまってからわたし「ふなきー」と何回も言っている。長野オリンピックのジャンプのウェアのあの、きれいな虫のおなかの色みたいな、なんともいえないエメラルドグリーンがだいすきだ。 昨日天袋の掃除をしていて脚立から落っこちたのですが…

ひとは誰とも分かりあうことはできないので、畢竟、誰でもよいのです。だけどひとりではとても居られないから、誰かを選んで、誰かと居るのです。誰でもよいのに、誰かを選んで、誰かと居るのです。誰でもよいのに、誰かを選んで、誰かと居る、そのなかで、…

「生きていることはそれだけで不潔なことなので死にたいな」とおもいます。

毛が飛び散るふわふわのアンゴラのセーターを着ることで「それ以上ちかづかないで!」という意思表示をしています