2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

わたしを生贄として、わたしに捧げる 生贄を食べて、わたしは生きて、そうしてまた腐ってきたら、わたしを生贄として、わたしに捧げ、わたしは生贄を食べて、生きていくよ

こんなふうに身体のすみずみから腐って朽ちていくくらいなら、生贄として爆発したい。

お父さんとお母さんの間にうみちゃんという新しい子が生まれ、わたしのことを二人が忘れてしまった。わたしは家の周りを歩いたり走ったりしてみたけど、見たことのない看板が、近所の靴屋の壁面に三つくっつけてあったりして、そこはもうなんの懐かしさもな…

わたしのきれいだったとき。 中学の修学旅行、京都で、からりとした晴天の日、レンガ造りの同志社大学の前を5、6人で歩いた。青々とした緑が、レンガの壁から溢れるように飛び出していた。太陽の光でレンガ色も緑色も冴え冴えとして、スカートの白黒の千鳥…

ホームで、わたしのすぐそばにいた障害のある男の人が、おじぎをするように頭を大きく降り続けて、わたしはちょっと、怖いと思ってしまった。 怖いと思ってしまった自分がいやだった。 高校生の男の子たちは、その様子をずっとiphoneで撮影していた。それも…

でもわたし仕事して自立したい。エヘン。どうしよう。

フェミニズムとか振りかざしても、行きつくのはうえの千鶴子に勝間かずよ、それに比べてどうでしょう!女の弱さを振りかざした智恵子は、決して男のひとに直接触れることのできないような崇高な存在になっているのだ!弱さこそ女の本来の強さ!わたしはそう…

智恵子になりたい

忘れちゃいけない。忘れちゃいけない。 わたしは、智恵子になりたいんだった。わたしは光太郎を探しているんだった。わたしが、今のわたしのように弱って、病床に伏せっていたら、ガリリと檸檬を噛むわたしを見て、あ トパアズ色の香気が立ったと、思って、…

桜の花びらがたくさん落ちる池の水面には、ところどころ、花びらでできたピンク色の島があった。そのうちの一つに、一羽の鴨が突っ込んでいって、島がばらばらに散った。 「あの鴨、きみみたい」 わたしは、かさかさの枯れ葉があったら踏むし、霜柱があった…

大人になんか なるな というのは、萩原恭次郎の詩の字面を真似したかったわけじゃなくて。 プレイボーイの看板。 「大人になんか なるな」って書かれたプレイボーイの看板が街の飾りになっているから。 ほうぼうの街で、裸のAKBに大人になんかなるな大人にな…

あれは、裸のAKBの子に対して「大人になんかなるな」、という意味の、言葉なのか? 女の子に対して、「大人になるな」という言葉を向ける残酷さよ・・

おしゃれする。 フリーマーケットで何故か千円で売っていたコムデギャルソンの上着に、好きな人が褒めてくれたGAPのオレンジ色のワンピースを着て、黒いタイツを履く、オレンジと黒の組み合わせがすきだから、そして、T字のストラップのエナメルの靴を履く、…

「いざとなったらおんなだし、からだを売ればいい」 けど、わたしにはもう売るからだは無いし。 忘れることも、見過ごすことも、無視することも、非常に苦手なわたしは、やっぱり、なにか、“出す”ほう、なんか出す、しごとのほうが、向いてるんじゃないかと…

これほどまでに情報や知識が溢れるネットがある今、必要になっていたのはその情報・知識のどれが正しいのか見極める場、たくさんの人の意見を聞いて情報・知識の均衡を図る場だったんだ。 だから、ネット上で討論番組が増えてきているのは、当然のことだった…