2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

わたしは、どんな表現方法であれ、絵でも文でも映像でも人間でも、あらゆる作品には、狂気か、色気のいずれかのにおいがすることを、絶対に求める。 頭いっちゃてるかんじとか、いやらしいかんじ、とは違う。 それは、執拗さや、繰り返し、巨大さや、微小さ…

いつか前下がりのボブだったわたしは、今前上がりのボブです。いつかO脚になりたかったわたしの脚は、今もまっすぐなままで、今は、O脚になりたいなんて少しも思わない。 いつかのわたしが、あと何百メートルかで海に流れ込む川の、その河辺に連なっていた…

出身地や先祖にやけにルーツ、アイデンティティを感じている日本人を見るとわたしはなんだかフーンと思うのだけど(海外の人は複雑な混血や民族が多いのでルーツを感じていいように思うんだけど)、青森県出身の人だけは、いいよっルーツ感じていいよ、アイ…

女は勝った。とはいえ、男としても必ずしも負けたわけではない。女を勝たせることで、男もまた勝つのである。なぜなら、女は男の作品だからだ。男が「美」を発見し、その前に拝跪することで、女は「強者」として生きることができるからだ。そのかぎりで、男…

役者さんのかたがたうんぬん

染谷しょうたさんという彼が賞をとった。彼は、パンドラの匣と、あと、野菜生活のCMがすごくいいから、いいとおもう。二階堂ふみさんという彼女も賞をとった。彼女は、かまってちゃんの映画に出ていたということと、わたしのすきな新井ひろふみが彼女はこれ…

男の人と女の人の表現の違いは、ハイコンテクストか、ローコンテクストかの違いなのか。 男の人は背景や文脈を必要とするハイコンテクストなものを好み、その言葉の通じる世界を作り上げ、その中で勝負をしようとすることが多い。だけどハイコンテクストなも…

マザコンは、ロリコンへ向かうけど、ファザコンは、ショタコンへは向かわず、おじさん・おじいさん、性的不能コンに向かうんじゃないか。ファザコンは、たぶん、性的なことがない愛を求めることとイコールなんじゃないかと思う。 でも、マザコンには、性的な…

最もあいされるときに、最も醜いすがたになってしまう、わたしの、斑点をあいせるの。 触るな。 触った途端に、壊れてみせてあげよう。

海の近くでは、 あっちのほうで社会が終わって、こっちのほうに社会が広がって行ってる という感覚になれるのが、気持ちいいのです

だけどこれからは貧富の差が明らかになっていって、それもまた複雑になるのでしょう。「制服が邪魔をする」ってタイトルにしようと思ったの、でもそれ、エーケービーの曲名だった。

教室の中のヒエラルキーって、制服やなんかで個性が極力抑え込まれた上に、自分に自信がないゆえに人を貶める、または貶められる、少年期特有の残酷さと無知さを持った人々が集まっている、という環境によって生まれているんだ思ってた。環境が変われば自然…

水玉模様や花柄や縞模様の洗濯物が、薄い白いカーテンの向こうで、群青色に染められて揺れている。それを見ながらわたしは、履き心地の悪いジーンズの、浅いまた上からはみ出したパンツのひらひらを押し込む。 「わたしは日にちの変わるころに生まれたけど、…

うつつまくら

ああ、腹が立つのよ 震災の話をすれば、「感受性が豊かなんだね」と微笑むひとよ “スマートフォン就職座談会 謝礼五千円” どこへ本気をぶつけるの なにをしてもどうせわたしの身体は壊れる だからもう崩壊するのをそれほど恐れない