2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ロマンチックとすこしの退廃を日常に

ふった 人を振りほどいた日は、果物屋さんでいちごケーキをひとつ買い、その日の食事はそれだけに 懺悔でありお清めであり。ゆらゆら帝国みたいに眉毛の薄いぼさぼさの髪のお客さんは、わたしの黒すぎる内巻きの髪を褒め、わたしの手を擦りながらお酒を頼む…

お友だちに、いっしょに映画行こうね と誘ってもらえるわたしはとてもしあわせ。 だけど夜には襲われる、吐き気のような 過呼吸の一歩手前のような あごがはずれて舌が垂れたような感覚に。対象のぼやぼやになったわたしのこいは、悲しみから来るとも寂しさ…

きっとわたしは自虐と自己愛という両極端なものを大きく併せもっていて、それはきっと太宰治に通じるところがあって、だからわたしは太宰治を読まない そこには明確に文章化されたものがあり、もし共感してしまったら、加速してしまいそうで怖いから

感覚を研ぎ澄ましても、意識が澄み切っても、体はどうしても汚らしい。冴え冴えとしてるときほど体はわたしにこびりつく汚れのように感じられて、いますぐ引き剥がしてしまいたくなる。美しいひとには、こういうことはないんだろうか 体が感覚や意識の邪魔に…

その考えの浅さは、鈍感を使いこなしているのだと思おうとしました。そのあまりに少年の、あまりに人間らしいニオイを、文学的に捉えようとしました。 でもやっぱりちがいました。いろいろ回り道して考えごとしてみたけど、やっぱりきみは軽薄だという結論に…

いまのわたしは主題も表現方法も弱々しいからだめなんだ 表現方法は脆くていいから、主題は強烈にしよう

結ばれないのは

わたしのことをすきというおとこのひとをすきになれない

おとこのひとには影があること おんなのひとは笑顔がすてきということ これは重要条件。 おとこのひとはネガティブな部分が評価され、おんなのひとはポジティブな部分が評価されるところがあるとおもう ネガティブなふりをするのより、ポジティブなふりをす…

シー イズ ライク ア ドール 外国人のお客さんに言われた。こけしだ!

だってこの髪も帽子も傘も、わたしの視界を狭めてくれる うまくやれば人の足しか見ないで済む。わたしは人の顔の群れが苦手なんだ 電車の席に並ぶ顔顔顔 授業中、前の席から振り返れば黒板を見つめる顔顔顔 デュマスの描く群像がわたしにぞわぞわとむなさわ…

真っ黒な重たいボブ 麦わら帽子 梅雨の雨傘、炎天下の日傘 わたしのすきなものぜんぶ、わたしに覆いかぶさってくれる。わたしと周りとを遮断、隔離。目深にかぶればどれだって、わたしひとりの世界をつくってくれる

おんなのひとに頭を撫でられるのも、申し訳ないような雰囲気を作ってしまうのも、脆いもののように扱われるのも、どうしていいかわからない だいすきなとがわじゅんの映像を見てじぶんと共通点を見出すのは、きもちわるいでしょでもすきだから、共通点みつけ…

東京ひとり、お風呂をあがって髪の毛の、濡れたまま飲むのはポカリスエット。お酒を飲めばいいのにね すがすがしくサンダルを履いたわたしと裏腹にぎしぎし呻るベランダは、ぜんぜんロマンチックじゃないよ。 「薄紫のをください」うきうき買ったあじさいの…

わたしの眼の色は薄くて、黄色っぽい。肌は、どちらかというと白い。だけど髪は、真っ黒 髪の色は、眼の色に合わせるといいらしい。けどこの真っ黒の大正耳隠しみたいな髪の毛を、染めるつもりはないです。 わたしと、周りとの間にちぐはぐがあるとおもって…

努めてばかになる

どんなひとがすきって聞かれたから、わたしちゃんとものごと考えるひとがすきって言ったら、じゃあわたしだめだって、そのこは今後わたしから少し距離を置くようす もう人付き合いわからんないん

オム・ファタール

存在しないものにこいしてしまったわたしは、おそろしくて毎晩おえつを漏らします ピグマリオン。遠い記憶に消えたあなたに想い悩むのは、戻れない少女時代を恋しく想うよう。きっとふるさとに帰っても、ずっと歳を重ねても纏わりついてくるだろう、ノスタル…

なにをもって綺麗とか可愛いとするの ただの感覚器官の位置だ

【ニコニコ動画】オープン・ダー・ドー/戸川純バンド

しにたいっていうひとはたくさん溢れているものだけど、物理的に死にたいとおもうひとはどれくらいいるの わたし痛いのやだし、きっとむり。わたしは、一旦消えたい。世の中もじぶんも気色悪く、汚く、すべてがぐちゃぐちゃいがいがに感じられるとき、一旦消…

「おんなのこたちが“かわいい”とおんなのこに言うこと」は、おんなのこたちの装飾品かつ武器になる。放たれた“かわいい”はおんなのこたちを着飾ったあとに、それはおとこのひとの痛い視線に変わりわたしに向かって刺さりに飛んでくる いっぱい刺さってもへら…

部屋に飾るような小綺麗な絵は、岡本太郎とか会田誠とか、素人から見ても「なんかすごそうな人」(わたしもすごいとおもうけど)に、すっかり否定されることが多い つまらないとか。うまいとだめだとか。社会で通用しないとか。 受けを狙った小奇麗はいやだ…

あたし軽薄なひとっていや とか言っていい身分じゃなかった。わたしは人不足だった 友達に悩みを相談されたあとに、おとこのこと4:3でふじきゅー行ったよなんて話をされると、自分より不幸せなひとに悩みと幸せを一緒に浴びせるなんてひどいいぢめっこね…

美大受験のひとが、第一希望は藝大と言わないといけないように。なんで純粋芸術を学ぶ人は、夢は作家と言わないといけないんだろう。就職は絵画の世界に負けたことに、なんでなってしまうんだろう

秋葉原の駅で電車に乗ってきた男のひとがいた。 そのひとはわたしの前で立ち止まり、唇の片端をひくひくとつり上げて、涙の代わりにぎっとりと油を溜めたような目で、制服のわたしを舐めるように、だけどじくじく挿すように見据えた。光ともつかない、鈍すぎ…

絵を描くのがすき、映画を観るのがすき、本を読むのがすき、人の話を聞くのがすき、いっぱい知識を与えてもらって、ひとは大きくなったけど、なんだか世渡り下手になってしまいました。 ロマンチックや退廃や耽美へのあこがれと、自分にもそんな世界に行くだ…

「化粧してるの?」って質問することは、おんなのひとが電車でお化粧するのと同じ種類だって知ってるのかな

だいすきって言うから、きらいって言ってね

高校のとき先生が、鬼束ちひろがI am god's childと歌っていたことを小馬鹿にしたのを思い出した。自分は特別だと思う若い人を摘む大人は、なんでしょう ちゅうにびょうという言葉で括ったひとは、だれでしょう