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いつもはとっても優しくて面白くて、でも試合になると真剣な表情をする、そのギャップが素敵なのか、もてもてのバスケ部のエース。今日は球技大会でバスケの試合中に転んで目の上を切ってしまいました。血を流しながらティッシュ、ティッシュ誰か持ってないの!と言ってこっちのほうに来たので、あっわたし持ってる、と思ってティッシュを取り出して渡そうとすると、わたしの前にいた女の子がそれをパッと取って「はいっ、これ使って？」みたいにエースに渡しました。エースはその女の子に「ありがと」といってさわやかに血をぬぐってまた試合にくりだす
うわ!取られた!　とか　でもいいや別にわたしが渡したってことが伝わらなくても無事にエースが血をぬぐって試合に戻れるので　とか　この出来事でこの女の子とエースが仲良くなれるかもしれないしそれならわたしは２人のキューピットだ　とかいろんな気持ちがうずまきましたが、結果的にしょんぼりしました。
だってエースの目には、あの女の子はとっても気の利く女の子として映っている、わたしがあせってティッシュを取り出したことなんて歴史に刻まれることはないのです