innocence
少女趣味のおとこのひとは、少女の、けがれのない純粋さ純潔さに惹かれるのでしょうか。でも少女趣味のおとこのひとって、おとこのひと自身も純粋純潔であることがおおいのじゃないかとおもう。少女に自分と重なる部分をかんじて、少女をきれいなままに守ってあげたいのかしら。それとも少女の透明さを自分の手でぐちゃぐちゃに汚してしまいたいのかしら。
作家サリンジャーにはお嫁さんがいたけれど、お嫁さんが自分の子供を身ごもったとたん、汚いもののようにお嫁さんを見たといいます。いってしまえばお嫁さんを濁らせたのはサリンジャーだというのに。濁らせた証拠として、子供ができるわけなのに。自分がすきなおんなのこを濁らせたという事実が気持ち悪かったの?
少女趣味のおとこのひとが、欲のままに少女をぐちゃぐちゃにしたとして、そうしたらもう少女はすきだった純粋な純潔な透明な少女ではなくて、もう濁っていて、そして少女趣味のおとこ自身も、もうよごれてしまった、もう世界は昔と変わってしまった、後戻りはできない
軽々しく少女に舐めるような視線を向けるんじゃない。少女にはおとこの世界を壊してしまうほどの力があるんだきっと