2008-02-08 ■ 岩井俊二は、映画「花とアリス」のインタビューで「きれいな子たちを描こうとはおもわなかった。行きつくところがきれいだとしても、入り口は残酷にしようとおもった」と言っていた。そのような。 かなしいことやこわいことが描かれていたわけじゃないのに、観おわったあとぐったりする映画のような。 暗い暗い色を地塗りして、その上からきれいな真っ白を塗るような。 いくら青春にかこまれたって拭いきれない、そういう、少女の残酷性。わたしにしみこんでいる