らーめんずのこばやし賢太郎にとっては、舞台と客席を含めて劇場全体が箱。でもわたしにとっては舞台が箱。舞台の上にいる 箱の中にいるひとたちは、客席 箱の外のひとたちから観察される。舞台の上の眩しいほど明るく照らされたひとたちは、真っ暗な客席のひとたちに観察されるんだ。  舞台上、箱の中で繰り広げられるのはほとんどが文化 ほんとうはなくてもいいようなもの 自己満足 自慰的行為 そんなもの観察されるんだ もちろん観客を楽しませたいという意志も大いにあるけれど すばらしいとおもうよね どうりでわたしはまた舞台にのりたくてたまらないのです