インスタント神

「ほんとうは、わたしが強いから、大丈夫」と考えることがよくある。強いとか正しいとか賢いとか。こう思うときの、「ほんとうは」というのは何だろ、と考えたら、神のみぞ知る、みたいなことかもしれないということになった。俗的な共通認識よりも崇高な真理を知る神様。だけどわたしに内包されたちっちゃい神様。ものすごい巨大な真理を司るけど、わたしの中に収まってるから、自由自在、だけど神様だから信仰できて、都合が良い。わたしの思ったとおりに行動することが、わたしの神様を信仰することになる。   わたしは無宗教だけど、キリスト教を信仰するひとも案外いまのわたしと同じような心持ちかもしれないと思う。ちっちゃいイエスキリストを自分の中に住まわせて内側に信頼を得るというか。だから日本人に比べて外見や振る舞いなんか自由で、人目を気にしないんじゃないだろうか  どっちが良い悪いの話じゃなくてね、そんなのって、ちがうんだろーか