生理で、体がぼやぼや熱くて、ぼうっとして、重たくて、頭が痛くて、お腹も痛いのに、夜中まで映画を観ていたら、いろいろ考え込んで、胃まで痛くなってきた。
みんな、一つ目の家庭が終わることに気づいて、早急に恋人を欲し始めるんだろうか、二つ目の家庭のために。今のわたしの家庭は、わたしや妹には一つ目だけど、お父さんとお母さんにとっては、二つ目であると思うと、なんだか怖くて、二つ目はどうですか?と聞きたくなった。一つ目の家庭はいつか確実に消える。それを思うと涙が出たけど、だからといってわたしには多数の人たちのように自然と次の家庭のための行動をする本能はたぶんあまりなさそうだ。みんなみんな、家庭が無くなる恐怖から、他人と群がるんじゃないだろーか、幸せな家庭に育った人は、たぶん、特にそう。
頭の中がうるさい、小難しいことを自ら生み出してなにをやってるんだろう、堂々巡りの悩みをつくっては泣き、本能は薄弱になって、人間の中でも、かなり動物から離れた位置にいる気がする、ネオテニー、人間的、あまりに人間的。