千夜一夜物語は小さいわたしにとってものすごくいやらしかった こんな話があった気がする、ぼやけた記憶なので、夢とすり替わっているかもしれないけど、赤い色の衣や黄色い衣や緑色の衣をまとった女ひとりづつと毎晩代わる代わる寝るお話。「緑色の衣の女は金切り声を出した」というところが、いやらしくって、その文字をぢっと見た。      ところで、わたしの赤い色の口紅がないけど、どこへいった。