運動会、自分の出るふたつ前の種目のときに、入場の門の前に集合をする、白いはちまき、わたしはいつも白組だった、を巻いて、靴の紐をきつく結ぶ、結んで立ちあがっては、不満足でまた結ぶ、あの瞬間のことを、わたしはさいきん何度も思いだして、身もだえしちゃう。あれは、だいすきだったんだ。