最近お金がないので図書館で文芸誌を借りてすみずみ読んでいるけど、本谷ユキコの「ぬるい毒」を寝る前に一気に読んだ。    教室ヒエラルキーのなかで育ったわたしたちが持っている、人間関係のなかに瞬時に強者弱者の設定を読み取る感覚、これはわたしたちの年代が唯一共通して小さい頃から刷り込まれたものじゃないかとわたし思っているけど、そういう読み取り合戦による停滞、自尊心、劣等感を、これくらい洗練させるのはすごいなぁいやになりそうだなぁ 本谷ユキコって、教室では地味そうだけど顔が整ってるからいじめられることは全くなく、一番教室を傍観できる種に属するかんじがするから、だからこういう目が育ったのかな とまさにその感覚を働かせて想像しながら、読んだ   すごく面白かったです ふつうの書評