こいやぶれてとりあえずわたしは与えられた仕事を淡々と取りくんでいこうとおもうし、これからも粛々とものをつくっていければよいとおもうし、その途中で何かが起きればよいし何かが起きなくてもよいし、女の人の若い時期をわたしにできうるサイズできれいに生きていけたらもうそれでよいと今はおもいます、髪はショートカットで。高校のとき司書さんがくれた『みだれ髪』がいまになってわたしの枕もとに置かれる本に昇格した。