2013-11-08から1日間の記事一覧

男の子はちっとも恋に悩み苦しまない彼女にいらだち「君の中で僕は死んでいるようなものだね」と言った。女の子はわたしが彼を死なせてしまったのかとぼんやり悲しみながら彼に別れの言葉をたむけた「さようならわたし凪の海みたいになるわ」

はじめて父母に夕食とお酒をご馳走して、よろこぶ顔がとてもうれしかったのに、ふんわりと体がうきあがったようなさみしさに呑みこまれている。父や母の葬式を終えた夜も、こんな気持ちなのかもしれない。 なんだか掴みどころがなく耐えがたくって、友だちと…

自分が女のひとであることがスーッと受け入れられるようになったかんじがして、これでわたしは髪を伸ばせそうだわと思ったのと同時に髪が短い動機はたんに髪が黒ぐろしていて長いと気味が悪いからだったということを思いだすことができた。

ひとりじゃ病院に行くこともできなかったころ、待合室にいる母をかんじながら、診察室でひとり鼻と口に吸入器をあてがっていたときのさみしさと吸いきれず顎をつたっていった水

少しずつ“ひとりでも大丈夫”になっていくことはとてもうれしい。西原理恵子が「お金があれば好きな人と恋できる」と言っていたけど、そうだとおもう。お金があれば歳をとっても若い男の子と遊べるということじゃない。“ひとりでも大丈夫”になれば、自由に、…