お皿洗いや筆洗いで手があまりにも痛い もともと弱い手が、バイトでの酷使で、右手はパーにできないくらい。だって仕送りは家賃にしか使わないってきめてるよ。騒ぐ学生にお酒運んでてなにやってんだろーとおもう 親に迷惑かけないようにって、わたしには子供の鏡のような考えがいつも頭にあるけど、今脛かじったら今だけの楽しさがあるんだろーなーとおもう 今だけの楽しさを味わっておくことも子供の仕事 来年はもうちょっとばかになる。だってがんばるわたしに哀れの目が向けられるのも事実 その目はイコール、「子供に甘えさせてあげていないわたしの親への怪訝な目つき」だったりする わたしが勝手に脛かじらない努力をしているだけなのに それがかなしいので

作品乞食のススメ

なにか映画をみたり、本を読んだり、舞台をみたり、絵をみたりして、それがあまりすきじゃなかったとしても、わたしはそうそう「つまんなかった」で片づけられない  作品からなにかしら得ようとしたくなる。それはせっかくお金をかけてみにいったり、読んだものを切り捨てるのはもったいないとおもってしまう、貧乏、ケチだから。それにわたしの頭はまだ薄っぺらだから、作品からなにか得て頭を更新しないととおもうから。   なにか作品をみたあと、つまんなかったとか、面白くないとか良くないとつっぱねることのできるひとって、いろいろ豊かなんだとおもう。作品を見に行くためにかけたお金なんて惜しくないお金持ちで、作品からなにか得なくたってすでに頭がお腹いっぱいだというひとだとおもう。   作品に対するときは、ぜったい、貧乏のほうが、頭がぺこぺこのほうが、鑑賞者としてしあわせだとおもう