そんな彼は安直にもかのじょの番号を手に入れて、かのじょとお手紙をするのでした。彼のすばらしい安直さのたまものです。すてきな日々。かのじょからくるお手紙は彼にとってどれだけすばらしいものなんでしょう。かのじょの書く一文字一文字がお花です、スイートピーやらマーガレットやらパンジーやら、特にスイートピーがふんだんに使われてそうですね、すきなおんなのこからのお手紙というと。携帯の着信音がなるたびに彼の心は踊ります、ワルツを  わたしの手紙を読んで心がワルツになった人なんているでしょうか、いないでしょうね、わたしの手紙なんて、阿波踊りでしょうよー