■
まわりからわたしは、1人で成り立っているというか、たとえばなにかの映画の登場人物のように位置づけられているようにおもいます。みんなのおもうわたしの登場する映画では、わたしはひとりぼっちでたたずむ女の子であって、わたしが誰かを好きになってきゃあきゃあしたりすることなんて許されてはいなくて、そもそも生々しいおとこのひとなんて登場しませんこの映画には。だからわたしの映画どおり振舞うとしたら、わたしは誰も好きになっちゃだめで、誰からももちろん好かれたりなんてするわけもなく、ひとりで、なんだかオリーブ的な部屋にでもひとりで住まなきゃいけないのです。オリーブ少女とか、まっぴらー!
やだやだ まわりからのイメージというのはなかなか破れないものだし、守らなくちゃいけない気がとてもするし、だからわたしはいつまでたっても映画のなかに閉じ込められる もうひとりで立ってるのはへとへとてす。膝がくがくです 寄りかかれるところがないと 寄りかかるところ 寄りかかるところを探すこともゆるされないし、ゆるされたとしても見つかりません