クレーの絵でいっぱいの部屋もボナール展の展示室も、映画館の暗闇も、演奏の鳴り響くホールも、わたしを無条件に受け入れてくれる わたしの入ることを拒まないでくれる上にわたしを穏やかにしてくれる だからわたしはこんなに幸せ きっとそれはかろうじて 漠然としたものに包まれる安心。絵や映画や音楽のような人に包まれて寝ているあのコはもっとしあわせですね あのこは抱きしめることもできるんだね