mekab2009-05-26

絵を描く仕事が始まった。一人で壁と向き合っての作業。わたしはなんだか人と比べるとほんとうに一人の行動ばっかりだ。講義をわざわざ友だちと一緒に受ける人の気は知れないし、お昼ごはんを友達と待ち合わせるのも面倒くさい。話してて楽しい女の子があんまりいなくて、わたしは、単独行動の男の子と話してるのがいちばん落ち着く。知識人のおじさんと話しているときが、いちばん会話しているというかんじがする。 今日は学校帰りにフランス語の辞書を買いに小さい古本屋さんに行った。お店のおじさんがいろいろ話してくれて、最後に「これも差し上げますよ」とモーパッサンの洋書をくれた。「じゃあがんばって勉強しなくちゃ。ありがとうございます」と言ったときのわたしは今月一番の笑顔になった。家に帰って開いてみると、ホトケノザの押し花が挟まっていた。こういうのがいちばん幸せ。