mekab2009-08-10

ニーチェについての本をどうにかゆっくり読んでいる。わたしは無宗教だから、神についての項などはまったく真新しい気持ちで読んでいるけど、わたしが普段もやもや引っかかっていることについて明確に文章にしてあったりすると、はっとする。わたしが整理できずにいることを、歴然と整頓しているひとがいる。
わたしも全く盲目であると思い知らされる。盲目だよ、みんなみんな盲目だよ、たぶん。いろんな哲学者が真理真理ってしぼりだして構築したけど、こんなにも盲目だらけの世の中じゃ、真理もなにも、誰にも見えてないんじゃあ、なんなんだろう。最近、わたしを含むかもしれない、畜群が、さらに増えたの?流行りの歌をきいていると怖くなる。盲目。これ、目、必要ないなって、生まれながらに盲目の人が増えているような、深海生物みたいな進化を選んで生まれた人がたくさんいるようなかんじ。ここはそんなに暗くないのに。 ちょっと、そこのクラゲ、光が当たってすっごい、七色にキラキラしてるよ、あ、きみ、盲目なんだね、じゃ、いいや。  でも、盲目の人の方が、進化的に上回っているのかもしれない
ニーチェの話で、「駱駝と獅子と子供」というのがあるらしい。すごくおもしろかった。わたしはおそらく「駱駝」か、もしかして「駱駝」にも至ってないかもしれない。けど、現代ではかなりたくさんの人が、若いうちから「子供」の領域に達しているように見える。達しているというか、「駱駝」と「獅子」を飛び越えて、らくらく「子供」領域に入ってる。怖い。まだよくわかんないけど、「子供」と「盲目」って紙一重なんじゃないの、今の世の中、もしかしたら劣悪な「盲目」があふれかえってるだけかもしれない、と思ったら、怖い。怖いよ、もっと、駱駝と獅子たちでこれ危ないよって騒ぎたてよう      そんなこといって、哲学のことなんてわたし、なんにもわかってない、女だからそんなおっきい目線で見るのへたっぴいなんだあーー、今日は味噌かつおにんにくみたいの買ったら、おいしかったよ、明日くちくさーいね、