ぼつぼつぼつ、雨の音  やっぱりディアナ・ダムラウの夜の女王アリアはあんまり素晴らしくて、今久しぶりに聴いたらちょっと涙出た 意味やコンプレックスや啓発や教訓なんていくら塗ったくっても、ものすごい高みに達した単純な美しさには勝てっこないとおもう。清々しい壮大な感動。    火災報知機を取り付け終わると、お邪魔しました、と脚立を置いたままお兄さんが出ていこうとするから、「あのこれ」と言うと「あ、うっかり。」と日焼けの顔をくしゃっとして笑った。 「ねえ、あとで版画紙買いに行こうよう」と言うと、友だちは「 うん。 なんか照れちゃった」と笑った。普段ひとを誘うということをあんまりしないわたしが言ったからだ。 そういう瞬間のために、生きているな。  明日は洗濯がしたいんだけど、雨なんでしょうか