もうほんとうに、いつもいつも思うけど、オーケストラの演奏の終わったあとの拍手が、最後の音に被っているの、信じられない。オーケストラの最後の一音の余韻を拍手でかき消す神経が信じられない。   海外が特にそう、素晴らしい演奏ほど、もう途端に褒め称えたいんだか知らないけど、もう、すぐ!すぐっていうか終わる直前にもう拍手してる、ブラボー!ってあなた、うるさい、邪魔だろうこれ明らかに、みんな思ってないの。 わたしは最後の音の余韻と、その後の張りつめた無音とを、感動を押し込めて硬直して聴いて、指揮者が手を下ろしたところでやっとすごい感動を発散させるべきだと思うんだけどちがうの。むしろ最後の無音が一番の聴き所だとさえ思っているんだけどちがうの。   散り際の美しさ無視というか、終わりを惜しむ切なさが無いというか、ジョーズ人すごい死んじゃったのに最後これすごい笑顔…のような。   やっぱり日本人はもののあわれで行こうとおもいました