女の人は美しさがすべてだ。美しくなかったら、ほかに、なんの価値もないんじゃない?美しくないわたしは、もうその一点があるかぎり何を成しても仕様がない、と思うくらい、美しい女の人を見ていると、その価値の大きさ素晴らしさにただただ平伏すばかり。      美しい女の子が舐めるような目を向けながら先生と話していた。あれに敵うものなんてあるかしら?あるかしら?      それでもわたしはなんとなく美しく在るように、美しさを目指したような微妙な容姿をつくりあげながら生きていくしかない わたしは容姿を褒められるのがしぬ程嫌いだ。咳をしたときの唾みたいに涙がでる