2012-12-13 ■ ひとさし指ですこし押されたら、いつでも倒れられるわ、わたし 朝、カーテンの隙間から射すひかりをたよりにつけた頬紅の、染まった頬に涙がひとすじたれて、桜色の真ん中に道ができる なんておいしいお茶かな。家族で行った、那須の旅館で、みんなで飲んだお茶みたいだな。 東京で、わたし、この部屋にひとりだから、頬紅をつけて泣くわたしを、自分で説明してあげないと、消えてしまいそうで。