KUBO/クボ 二本の弦の秘密』を観た。お迎えと闘うかぐや姫のようなお話だった。もしもわたしたちにお迎えがきたとして、クボのように拒み闘うことができるのかしら。苦しみや痛みでいっぱいの世界を愛することができるのかしら。自分の物語を肯定することができるのかしら。「I am GOD'S CHILD この腐敗した世界に堕とされた How do I live on such a field? こんなもののために生まれたんじゃない」高校生のとき、世界史の先生が鬼束ちひろをこきおろした。「神の子?自分を特別だと思うのなんてやめたほうがいい」そうだろうか。大人になっても思う、わたしの場所は、ここではないどこかなんじゃないかしら、いつか、お迎えがくるんじゃないかしら。先生、先生は、クボのように闘える自信があるんですか。