百年たったら帰っておいで

優れたひとの、冷淡さは、うつくしい。ふかくふかく潜ったところ、ひとはどうしようもなく不平等。    ああ、でも、だけれども、一方の夢にやぶれたかれらの、あの、灰色の背中は。かれらの、かれらの輝きは。わたしの眼を焼いた。わたしの眼は、焼かれた。