女王の教室というドラマがやっていたのは、検索するとどうやらわたしが高校1年生のときで、特に観ていたわけではないんだけれど、ザッピングしていてぶつかった、最終回の一場面のことを、とてもよく覚えている。ロッテンマイヤー先生みたいなアマミユウキが教壇に立って話していた。

イメージできる?
私達の周りには、美しいものがいっぱいあふれているの。
夜空には無数の星が輝いているし、すぐそばには、小さな蝶が、懸命に飛んでいるかもしれない。
街に出れば、初めて耳にするような音楽が流れていたり、素敵な人に出会えるかもしれない。
普段何気なく見ている景色の中にも、時の移り変わりで、はっと驚くようなことがいっぱいあるんです。
そういう大切なものを、しっかり目を開いて見なさい。
耳を澄まして聞きなさい。
全身で、感じなさい。
それが生きているということです。

いったいどんなストーリーのドラマなのか、全く知らないのに、高校1年生のわたしはぽろっと泣きそうになった。わたしは世界の美しさに生かされているとおもう。わたしはよく、おそらくあと何十年も生きるのを想像して、こんなつらいのに本気ですか?キミ。と思うけど、
美しい世界「やっとるか。」
わたし「やっとるぞ。」
美しい世界「がんばれよ。」
わたし「ようしきた。」
という具合で、美しい世界にでれでれしているので、今後も生きていきそうです。