ダフネと空蝉とわたし

ギリシア神話の本を買った。手にとったら途端に思い出した、わたしは小学校に入って図書室ではじめて借りた本はギリシア神話の本だった。円の中で人間が手を広げているダヴィンチの絵が表紙で、ちいさいわたしには神秘的だった。内容はよくわからなくてすぐ飽きてしまったけど。  そしていまわたしはダフネがとてもすきだけど、そしてまた思い出した、わたしは小さい頃源氏物語を読んだとき、空蝉が一番すきだった。ダフネと空蝉  やっぱり小さい頃から変わらないところってあるんだネ

注釈。ダフネはアポロンからの求愛を頑なに拒み自らの身を月桂樹に変えます。空蝉は光源氏からの求愛に決してなびかず、寝室に忍び込まれたときには一枚の薄衣を残し逃げ去ります。