2012-01-01から1年間の記事一覧

この調子ではわたしは、60歳になるころには過去の重さで潰れて死んでいる。 どおりで、最近体重が重いのかしら。 高校のころの後輩の男の子に、「太った」と笑われた。「あのころの思い出の重さ分」

中学の頃からいちばんの仲良しだった女の子は今もフェイスブックのアカウントのなかでかわいくきれいである。いま、水色のパジャマに茶色のメガネをかけ、不本意に短くなってしまった黒い髪を一つ結びにしているわたしは、わたしは? 千鳥格子の制服を着てい…

かれがくれたちいさなサファイアのついた指輪を見て泣くのは、それが似合わない汚い手を持っている自分へ対して。このエゴ。 おとなりのアパートのひとが、うがいをする、ぐちゅぐちゅ、口から吐きだした水でシンクがびろびろと鳴る音が聞こえるの ぐちゅぐ…

というか若いんだから過去なんかどんどん捨てちまえ、いつまでもつるんで女々しいな という苛立ちもある ポイッと捨てて恨みを買ってる女の子のひとりやふたりやさんにんや、いないの?いたらフェイスブックなんか、おいそれとできない気がするのに みんなが…

わたしはツイッターもフェイスブックもしていないのだが、一度見てみたかったのでフェイスブックをのぞいてみたら、なんだか、小学校や中学校や高校のときの同級生がたくさん出てきた。小学校のとき才能を感じていた男の子は高校を中退して父になっていた。…

6時半の薄暗い波打ち際で貝を拾っていたら、しぶきがぴちぴちとほっぺたや腕にくっついて、わたしをべとべとにした。 二つ年下の男の子の友だちがわたしには二人居て、わたしをお酒に誘ってくれる。わたしは、どうも最近、いや前からだけど、わたしは、本と…

いやなお父さん

花火の終わりのタイミングを読み間違えるお父さん

ほんとうにね、やっぱり美人じゃなきゃ全部だめである。それが無理ならせめて味のある顔なこと。モトヤゆきこは美人だから爽快なんだもん。わたしは、普段えらそうなことを考えて、鏡をみたら不細工なものだから、おまえが?ふざけるな。といつも罵倒してや…

おじさんの元気な歌をきくと赦された気持ちになって畳に寝っ転がるなあ 小林アキラの熱き心にが好きなのはなんかはずかしいから誰にも内緒にしている。なんかびみょうに音が解決しないかんじ、和音の解決とか全くわかっていないのだが、そんなかんじでじわじ…

なぜだ。蝉の声がしない。

体操を習っていて、とてもたのしかったけど、大会に出たくなくて、やめて、絵とピアノをはじめてしまった。どうなるかも考えないままに、たくさんの選択を繰り返しているものです。選択、選択って、選択を研究している盲目の大学教授が、コロンビア白熱教室…

ずいぶんと前、教育の授業をはじめて受けたとき、先生に「君たちはゆとり教育を受けてきたわけだが、ゆとり教育は決して悪い点だけしかないわけではない。良い点ももちろんある。それに教育というのは、子供は選ぶことができないんだ。だから自分が受けた教…

「フィッツジェラルド読んでる」「エレファント・マンこれから観る」「動物化するポストモダン読んだ」 自分の背後にボキャブラリーを並べておきたいれんちゅうよ、うるさいっうるさい!インプットばっかり聞かせてきやがるね、こちとらアウトプットにしか興…

「社会人になると学生の時もっと遊んどけばよかったって思うよ、だから学生のうちは絶対たくさん遊んだほうがいい」って学生に言う大人は、あなたは一体なんのために大学行ってたんだ。学生のうちに色んなことをした方がいいのはわかるが、遊んだほうがいい…

空、くう、からっぽ、なにもないこと、闇、無 空を睨む。大好きだった男の子、大好きだった男の子と付き合っていた、顎の長い不細工な女の子。 体が痛い、首が、腕が痛い。空を睨む。男の人が引っ張る。汚い。いつか動物園でみた、大きい動物みたいだから好…

人見知りじゃないのに、暗いのだ。 つまり傲慢だ。サービス精神のない人間だ。

タンブラーもメタもよくわかってないけど。 タンブラーやってる人ってなんでそんなにメタ的にタンブラーを語るの? なんかその表現方法への愛?

「わたし松本人志きらい」と言うと、へぇセンスないね、という空気になるの、いい加減どうにかならないかな?大体わたしの同級生なんか、ごっつええかんじをリアルタイムで知らないし、そういうひとに限ってへいへいへいとダウンタウンデラックスくらいしか…

じぶん以外の兄弟がみんな男であるという女の子(長女の場合と、兄弟がクラス内でヒエラルキー最下層の場合を除く)の世渡りのうまさと言ったらない。体育の先生とうまく渡り合うのは大概この女の子だ。ただのうるさい女の子の場合もあるけど、この女の子が…

三日三晩考えてやっとわかった。 桐谷美玲はアベサダヲだ

恋してるとキレイになるってよくいうけど、恋してキレイになったことない。

わたしの想像の産物である世界の中で、人の、特に愛する人の自我だけが、想像物ではない、確かな存在であったのに、死んだことによって、愛する人が想像の産物の仲間になっちゃった というほうが近いかな

小さい頃から頻繁に“水槽の中の脳”なんじゃないかと思いながら世界をみていたものだから、その目で、このあいだ家族が死んだことをかんがみてみると、そもそも想像による存在であった家族が、想像よりもさらに外側に行ってしまったということなので、どうも…

わたしは生まれ変わったら身体をもののように扱えるようになりたい!ダンサーでも、俳優でも、歌手でも、娼婦でも、いいから、身体をものみたいに、裸にしろぬりをして踊ったり、画面に映る姿を何万人に見られたり、汗だくになって歌ったり、美しいうちの身…

美術をやってる女学生に限ったことかもしれないけど、授業でノートにらくがきするとき描かれる女の子は、大体そのときの自分と同じ髪型をしているのだ。 友だちのらくがきをちらっとみても、これは、ほんとう、かなりの確率でそうなのだ。 自分を描いている…

わたしが不健康なのを見て、「わたしなんて健康しか取り柄がないの、馬鹿は健康だから」と笑ってくれるひとがいるけど、健康は、なによりも格上の才能です。 水玉になったわたしの首元をみるひとが、視線をわたしの目にもどすとき、わたしは、そのひとの目を…

「学生のときもっと勉強しておけばよかった」と言う大人はしょっちゅう見かけるけど、その裏にある「今はしたくても忙しくてできないから」という思考にいつも腹が立つ。その思考こそがあなたが学生のとき真面目に勉強しなかった所以だろうに、それに気づか…

ブスなのに、愛想もなくて、頭も悪くて、面白くもなくて、おしゃれでもない人ってのは、なんなんだ。ブスなわたしは愛想がよくないのは反省してるけど他のことは努力しているつもり。だから努力のみえないブスにはいつも腹が立っているよ。ブスにあぐらをか…

いつかなくなるまちに住んでいる。 近い将来くるこの巨大なまちが崩壊する日 そうしたら、村上春樹の灰色の都市はなに色になる、椎名林檎の豪雨の新宿は、もううつろな顔をしちゃいけなくなるのかな、くるりの男の子は、どこから君に電話をすればいい、アラ…