2009-01-01から1年間の記事一覧

幼稚園の頃、本気で大泣きをするわたしを、あらあら可愛いわねって見下げる大人たちがいっぱいいた。当時、本気のわたしを笑うなんか、なんて失礼な人たちなんだと思っていたけど、わたしはその頃から今までもうずっと、同じ状況に置かれ続けているんだと、…

性欲のなくなった男の人に守られて暮らしたい。生殖能力のなくなった人というのは、なんかもう、聖なるかんじだから。それはどこか父親。わたしは、いろんな人の娘になりたい。

スパッツがこんなに流行ってる。 外国の道端のスナップ写真やなんかだと、それも通り越して、レオタードみたいな、水着みたいな、そんなの着てる人がけっこういる。日本だとマリエとか木村カエラしか着てるの見たことないけど、来年再来年あたり増えてるんじ…

「これは痕がはっきり残っちゃうね、なんで残っちゃうのかというとね、きみの色が白いからなんだよ、白いからなんだよ」って、お医者さんがわたしの醜い肌を擁護するみたいに、白い白いと繰り返して、黄色い私はほほ笑みました。

友だちの雑誌を借りて読んでいたら、coccoが特集されていた。coccoの腕に痕がたくさんあったから、あ、わたしと同じだ。と思ったら、全然ちがう、coccoのは自傷行為の痕なのね。わたしのストレスは、自分で行為に及ばなくても自然に肌にたくさん表れて陳腐で…

わたしは、特に親しくない人と二人でも、沈黙を気まずいなんて思わない。沈黙だからって無理くりに話をふっかけたりしない。聞きたいことがあったら興味津々に尋ねる。嘘で人間関係取り繕う気がない。これって誠実な態度だと思うんだけど けど、友達少ないよ…

バイトで狭い部屋でひとりじっとしてると、うっうって動悸がなる。で、少し泣くの、あほらしー。デパスだデパスだって友だちとはしゃいで、でも処方されたのほとんど飲んでない、精神安定剤なんて言われたら、なんだか、薬飲んでることファッションにするだ…

ずっと前のわたしのメモ帳を見ていたら、 「知恵の輪じゃないものを、知恵の輪としてプレゼント」 って書いてあった。いじわるのアイデアだ。そんなのメモしている姿はちょっとはあいすべきとおもったよ。誕生日に、お母さんがシャネルの口紅を買ってくれる…

しばらく頑張ってみて、それでもやっぱり辛かったら、その環境、人から全力で逃げて良い。全く得るものがない、接するに値しないことって世の中にあると、自信を持って確信しているわたしは、少し前よりずっと暮らしやすい

インスタント神

「ほんとうは、わたしが強いから、大丈夫」と考えることがよくある。強いとか正しいとか賢いとか。こう思うときの、「ほんとうは」というのは何だろ、と考えたら、神のみぞ知る、みたいなことかもしれないということになった。俗的な共通認識よりも崇高な真…

エターナルサンシャインを観た。とっても良い映画だった。 けど、これはDVDの表紙がとても良くない。マルコヴィッチの穴の脚本家の映画で、現実と脳内が入り乱れる内容なのに、まったく合ってない。海外の恋愛映画で、有名な俳優さんが出ていたりなんかする…

何日も青森にいた。すごくよかった。向こうは寒いくらいで、こっち帰ってきても、寒かったから、嬉しかった。毎年言う気がするけど、ミニスカートにタイツを穿いてハイヒールで歩けることがうれしくてたまらないのです

きょうの読書(太宰治)

つくづく私は、この十年来、感傷に焼けただれてしまっている私自身の腹綿の愚かさを、恥ずかしく思った。叡智を忘れた私のきょうまでの盲目の激情を、醜悪にさえ感じた。 (「新樹の言葉」より) 弱いから、貧しいから、といって必ずしも神はこれを愛さない…

わたしは全く現実を受け入れられていない。「綺麗」と「汚い」のルールを自分でつくり、そこに納まり解釈しようとしているだけ。ほんとうは、蚊帳の外。でもわたしのルールが真実であるほうが、世界が美しい気がして。

胸の中心あたりで蜘蛛の子が散る。大量の蜘蛛の子が散って、散り続けて、脳天や指先からだんだんぎゅうぎゅうに、体中に蜘蛛の子が詰まっていく感じ。 いちばん清純なふうの友だちの、とても汚い話を聞いて。トイレでって、あんた、アメリカ人か。お客さんの…

椎名林檎って寺山修司好きだって公言してるのかとおもってた。ちっちゃいときどっかでそう書いてあるの見かけた気がするけど、気のせいですか。好きなもの晒すのって手のうち晒すようで恥ずかしい、晒せるくらい自己確立しろって話かもしれませんが 「あーき…

今やっているバイトの関係で、駅前でビラ配りをしなくちゃいけないときがある。ビラ配りってなんだか派手な人がやっていることが多いけど、わたしは違うんで、不憫さを兼ね備えて、マッチ売り的。一番もらってくれないのはおねえさん、おにいさんとおばさん…

例の吐き気

わたしには小さいときから、何の言葉に当てはまるのかわからない気持ちがある。 その気持ちは、プールの授業の更衣室、クラスの女の子たちの喧騒の中で、てるてるぼうずみたいなタオルの下の自分の裸を見たときに巻き起こる。 小さいころからの友だちが彼氏…

わたしが、頭が悪い、とか、尊敬できない、と思う人に好かれたり同情されたりすると、わたしは嫌な気分になる。それは、あなたなんかに分かるようなわたしじゃないですけど、と思うからだ。たとえばわたしが「寂しい」と言ったときに「そうだよね、寂しいよ…

体裁のために排泄の場所をなすりつけ合ってる いやだ、いやだ、いやだ、いやだ、いやだ、いやだ、きもちわるい、きたない、経験談をつくり、孤独を癒している幻想、いやだ、本能のためなら、いいけど、体裁のためにやってるやつが少しでもいるかと思うと、吐…

学校がお休みだとひとと接しなさ過ぎてわたしはダメになっちゃいそーだ 今日は駅でおじさんが落っことした電池パックを拾って、渡したときの赤いほっぺのおじさんの笑顔が唯一 なんか、ヒューマン。ヒューマニズム。のようなもの。おじさんありがとちゃん ニ…

女はほんとうにものごとの構造に挑戦することに興味がない 女からキュビスムが生まれたわけないということ。やっぱりそれは男から生まれた。 だから女はどうしても内面とか情緒とか、そういう、構造に比べるとみみっちいことを表現したくなる。みみっちくて…

会いたくて3年毎晩うずうず泣いて醜くなったわたしはダメで、飲み会で出会った2人はすぐに寂しさ癒してぐちゃぐちゃ。 そういうものなんだ、おもしろ、わけわかんなくもなるよ、不思議、理不尽。 人魚はおそらく体外受精だって気づいてからもっと好き

わたしの六畳の部屋の、約一畳分がわずかな絵を描く場所。ジェッソで汚れたカルトンがイーゼルに乗って、しおしおの大きいトレペとへなへなの和紙が壁にマスキングテープで不安定に貼っつけてある。イーゼルの後ろにはこの間ドアのポストに勝手に詰め込まれ…

ああどうしよう、わからない、ぜんぶわかんない それが、恋かー、うそ、わかんない、理解不能だ みんな、寂しいの、すごく寂しくなっちゃったから、彼氏ほしいとか、口からだだ漏れするの?それとも盛りついてきちゃったの? 寂しいし、盛りついちゃったから…

ニーチェについての本をどうにかゆっくり読んでいる。わたしは無宗教だから、神についての項などはまったく真新しい気持ちで読んでいるけど、わたしが普段もやもや引っかかっていることについて明確に文章にしてあったりすると、はっとする。わたしが整理で…

階段の下の部屋で受付をしているけど、気づいている?相当に暇だから、キキみたいに、えんちゃんみたいに机に顎を置いていたいけど、机が高すぎてできない。の、気づいているの 太宰治のパンドラの匣は青春と死ですごくすきだった。言葉使いがたまらなくて口…

ベッドで目をつぶるとよくそういう考えが起きるけど、ほんとうに、脳は、常に、ぜったいに逃れられない物凄い孤独の中にいる。大きなガラスケースに入った培養液の中にひとつだけ浮かんでいる。わたしの脳が入ったガラスケースの外に、ほかのガラスケースも…

妹のピアノの発表会に行くと、ドレスを着ておしゃれした幼稚園生や丁度バイエルをやっているくらいの小学生がたくさんいて、平穏さにぽつねんとした。わたしも少し前までここでショパンを弾いていました。 よく風の通る妹の部屋の風鈴と、広い実家の雰囲気に…

煩悩にぎりぎり生かされてる 下着って、上と下ばらばら可愛いと思う だから煩悩の湧かない時期は、わたしなんで居るのかよくわかんなくなる